水深1cmの超個人的映画紹介

映画をざっくりと、ネタバレしない程度に紹介しています。

【現実逃避に最適】「ロシュフォールの恋人たち」を観たらなんかハッピーになった。

こんにちは。

昨日はお出かけしようと思っていたけど、アレルギー症状がでてしまったので

結局おうちで過ごしました。

このままじゃ何もせずに一日が終わる!と思い、夕方から映画鑑賞しました。

選んだのはコチラ。

ロシュフォールの恋人たち。1967年、フランスの映画です。

予備知識ゼロで、「60年代のフランス映画ね!」という認識のみで鑑賞。

想像と違ったけどなんだかんだ楽しめました!

 

ざっくり言うと、ハッピーな恋愛ミュージカル映画

恋を探している登場人物たちが、それぞれ運命の相手に巡り会う。

主役は双子の姉妹。ソランジュとデルフィーヌ。

この双子を演じるのはカトリーヌ・ドヌーヴフランソワーズ・ドルレアック

苗字が違うけど、この二人は本当の姉妹なんだそう。

カトリーヌ・ドヌーヴに女優のお姉さんがいたことに驚きでした。

(残念ながらお姉さんは25歳の若さで事故でこの世を去ったとのこと……。

ロシュフォールの恋人たち」を撮って間もなく亡くなったのですね)

 

双子の姉妹の他にも色々なキャラクターが出てきますが、みんな恋に前向き。

素敵な人との出会いを夢見ていて、いつも恋を探しているような感じ。

これって映画だからなのか、フランス人って本当にこんな感じなのか…。

もし本当なら、この恋愛への積極性、令和の日本の若者に少し分けてあげた方が良い。

 

まあ、ミュージカルなのでいきなり歌いだしたり、踊りだしたりしますし、

日本人の我々からしたらみんなが恋愛中心で生きているのも違和感アリアリで

現実味はゼロですが、ファンタジーとしては楽しめるのではないでしょうか。

ファッションや街並みがカラフルで目は楽しい。女性受けする感じ。

難しいこと考えずに登場人物が振りまく陽のオーラを享受すべし。

 

自分のお気に入りのシーンは冒頭です。ここだけ雰囲気が違う。

まず最初、トラックから複数の男女が降りてくるんです。

おそろいの洋服を着て、なんの集団なんだろう?という感じ。

そしたらおしゃれなピアノの音が流れ、自然な流れで踊りだす。

この映画はミュージカル映画だったのか!とここで初めて知ったのでした。

そして振り付けに何となく既視感を感じました。

そう、ウエストサイド物語にもこんな動きがあったよな…とか思いながら見ていたら、

シャークスのリーダー・ベルナルド役の俳優その人が出ていました。

このシーンは謎の男女がおしゃれなジャズピアノに合わせエフォートレスな

感じで踊る、かなりクールな仕上がりです。でもこのクールな雰囲気はここだけ。

この後主役の双子が登場すると、一気に陽気で華やかな恋の物語になります。

 

元気でないときとか、行き詰ったときに観るとポジティブになれそうな映画です。

アマプラにありますので是非。