水深1cmの超個人的映画紹介

映画をざっくりと、ネタバレしない程度に紹介しています。

【リヴ・タイラー】ひたすら映像が美しい「魅せられて」(1996)を観た。

こんばんは。

昨日「水の中のつぼみ」について書いて思い出した映画があります。

それは「魅せられて」。

リヴ・タイラーの美貌が素晴らしい映画です。

イタリア・フランス・イギリス合作。

 

アメリカの女の子ルーシーが、イタリアの美しい村を訪れます。

彼女は自殺した母がここにいる誰かとの間に彼女を身ごもったと考え、

見知らぬ父親探しをします。

ここの人たちは陽気でストレートで性にもかなり開放的。

異性経験のないルーシーはどこか疎外感を感じているよう。

周りもまた美人な19歳なのに男を知らない彼女を奇異の目で見ます。

 

主人公のリアルな感情を綺麗な映像で描いています。

ちょっと「美」に偏っていてビジュアル的には現実味を欠いているかもしれませんが、

等身大の女の子の内面を描き出そうとする試みは成功しているのではないでしょうか。

父親探しの要素も物語にミステリー感を加えていて良い。

けど、正直ストーリー性はちょっと弱いです。

綺麗な映像を見ながら流れていく時間を楽しめる人におススメの映画です。