こんばんは。
邦画を新規開拓したので紹介します。
「勝手にふるえてろ」
予告編では笑える場面が多く使われていますね。
でも人によっては結構えぐられる映画かなーと思います。
主人公のヨシカはオタク気質の女の子。
中学のときから10年間同じ男の子「イチ」を思い続けている。
(今どうしてるかも分からないのに!)
中学生の恋愛から卒業できずに、彼氏いない歴=年齢。
でもそんな彼女に会社の同期「ニ」が告白してきた。
「ニ」はカッコイイわけでもなく、ヨシカへの絡み方もスマートじゃない。
ちょっと見ていて痛々しい(でも本気で恋した男はみんなあんな感じかもw)ので
ヨシカも引き気味…。かと思いきや「人生初告白された!」と大騒ぎ。
でもやっぱり「ニ」には異性としての魅力を感じられず、「イチ」と再会するため
SNSで海外へ行った同級生のなりすましアカウントを作って同窓会を企画する。
中学時代の恋愛をここまで引きずったり、自分の望みを叶えるためには手段を選ばない
倫理観がぶっ壊れているところは周りが見えないアブナイやつという感じ。
ただの「恋愛経験皆無のピュアな可愛い女の子」じゃないのが肝。
恋愛経験ないこと、処女であることに実はものすごくコンプレックスを感じている。
それと同時に10年同じ人を思い続けていることにプライドを持っている。
いや、前に踏み出さない自分を正当化しているというべきか。
分かる人には分かるのではないでしょうか。
この圧倒的一人相撲感…!
大槻ケンヂの「グミ・チョコレート・パイン」を大人の女性に置き換えた感。
こじらせて、自己中心的になってしまって、プライドが高くなって…。
そんなヨシカを松岡茉優さんがリアルに演じています。
泣いてしまうシーンとか、胸に迫るものがあります。
ヨシカのことが別な生き物みたいに見えると思います。
でも自分は松岡さんの演技を観て昔を思い出しましたw
ヨシカほどではないですが自分も不器用で一人相撲だった時期があったな~と。