期待以上だったサスペンス(?)映画
ピース・ブレイカー(2017) 原題:破・局
舞台 :マレーシア クアラルンプール
主人公:車で人をはねてしまい、隠蔽しようとする警察
内容 :主人公は母親の葬儀に向かう途中車で人をはねてしまう。
慌てて荷台に積み込み、なんとか隠し通そうと奮闘するが…?
ぶっ飛んだ展開に戸惑うこと間違いなし。
こんな人におすすめ
- サスペンスが好き
- インファナル・アフェアやコールド・ウォーが好き
- アーロン・クオックが好き
- ハラハラする展開が好き
こちらは韓国映画をリメイクした作品らしいですね。
正直、最初はインファナル・アフェアの二番煎じみたいな、渋くて重厚な路線だと
思っていました。でも最後まで観てみると…だいぶ違いましたね。
この作品は車で人をはねておきながらそれを隠蔽しようとする警察という
全く笑えない状況を描いているはずなのですが、ところどころ軽快さというか、
深刻なことを面白おかしく描いているようなところがあるんです。
ネタばれしたくないので具体的には書きませんが、
「いや不謹慎だろ!」とついついつっこみたくなる場面も…(笑)
要は重厚サスペンスに見せかけたコメディ映画だったようです…。
いい意味で困惑というか、裏切られた感がありました。
重くならずにサラリと観られます。
もう一つ面白いのは舞台がマレーシアということですね。
中心になる登場人物はみな華人なのですが、マレー系(?)の人々も出てきて多様性を
感じます。また「ナシレマッ」とか「バクテー」などのマレーシア料理の名前も
出てきてとても興味深いです。新鮮な気分で楽しめる作品ですよ。
※予告編のリンクを貼るか悩みました。面白い場面がバレちゃいそうなので…。
一応参考までに貼っておきます。こちらから観られますが、予告編を観ずに
鑑賞した方が楽しいと思います(笑)